子育てで無視はいけないこと?

子どもとの関わり方

子育てをしていると
・あまりにも言うことを聞いてもらえず
 疲れてしまい、反応するのがしんどい。
・叱るだけ叱って、その後は何もせずに
 放置してしまう…。
・対応の仕方が分からず、
 結果的に無視になってしまった。
 など
多様な状態に陥る子育て場面では
困惑する場面も多いのではないでしょうか。

無視は子育てにおいては有効な手立て

無視は基本的には
人間関係の拗れなどの原因になるため
印象の悪いものではありますが
子育てにおいては
上手く活用すると
子どもの健全な成長を
促すことになる
のです。

無視は無視でも
親都合の無視
子どものためを想っての無視
まったくもって異なります。

当たり前の話になりますが
・入浴や散髪をさせず不潔にする
・食事を与えない
・病気や怪我をしても、
 病院に連れて行かない
・うるさいから、面倒くさいから
 相手したくない
など、親都合の理由で日常的に無視するのは
ネグレクト(育児放棄)虐待になるので
絶対にやめましょう。

子どものためを想った無視は
無視のスキル」と
良い行動をしたら褒めること
をセットにして使い分ける
選択的注目」という方法になります。

無視のスキル

無視のスキル」とは
子どもを見ないふり
子どもの声が聞こえないふりをする
つまり、スルーをするということです。
無視をしている中で
好ましい行動、良い行動が
出てきたら、すかさず褒める
のです。

大人の関心を独占しにくい状況にある
子どもは、大人の気を引こうと
わざと叱られる行動をすることがあります。
その時に子どもの良くない行動に
注目してしまうと
同じような行動をとれば
また見てくれる学習
してしまい
注目行動が増えてしまいます。

怪我をしそうな行動、相手を傷つける行動
破壊的な行動を取っていたら躊躇なく
行動をやめさせる
ことが重要です。
何が危なくて、何が悪いことなのかを
具体的に説明してあげる
ことが必要です。

無視できない行動を把握した上で
「無視のスキル」の使い方について
見ていきましょう。

「無視のスキル」の使い方

子どもは、行動をエスカレートさせながら
大声を出したり、激しい行動をして
必死に親の注目を得ようとしてきます。
ですが、そこは不適切な行動が
治まるまでは声を掛けるのをグッと堪えて
我慢
です。

途中で反応してしまうと
これくらい激しくすればママ(パパ)は見てくれる
と誤った学習をしてしまいます。
一貫してやり抜くことが大切になってくるので親にとっても大変な試練になります。

親子ともに目先ではなく
将来の関係性を考えることが
大切な段階
であり
子どもの感情のコントロールは
成長段階の大事なこと
なので
親子で頑張ってみてください。

落ち着きを見せたり、適切な行動を取ったら
すぐに思いっきり褒めて注目

してあげてください。
メリハリのある反応をすると
小さな良くない行動を減らせて
子ども自身も適切な注目行動のとり方
学習することが出来ます。

子どもは、親が思うよりずっと強く
親からの注目を求めています
子どもの行動や言動を観察して
具体的に褒めて認めてあげてください。

小さな変化でも褒めて認める

もちろん、最初は
すごいね」「頑張ったね
よくできたね
といった褒め方で充分だと思います。
それぞれ価値観や観点が異なると思うので
行動や言動の良し悪しの判断も異なってくると思いますが
それもそれぞれが気付いた時に
今日はこんなお手伝いをしてくれたんだよ
前にはできなかったのに出来るようになってたよ
といったことを大人同士で共有することも大切です。

お母さんだけが知っていることをお父さんに
お父さんだけが知っていることをお母さんに
子どもの良かったことを共有して
お手伝いをしたことや
できるようになったことを
改めて褒めて認めることで
子どもはパパもママも自分のことを
見てくれていると
充足感を満たしてあげることになるのです。

慣れてきたら
何が、どんな風に
良かったのか、偉かったのか…
などを具体的に伝えることが出来ると
子ども自身の理解が深まることに繋がるので
子育てに取り入れてみてはいかがですか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました